離婚は、女性が保険を見直すべきタイミングと言えます。離婚前に行っておきたい保険の手続きや離婚後の死亡保険・医療保険の重要性を紹介しているのでぜひご覧ください。
厚生労働省の人口動態調査によると、2015年の離婚件数は約22万件で、1975年の約16万件と比べて1.5倍程度増加しています。離婚件数が多い今、離婚後にシングルマザーを選択する人も珍しくありません。
離婚してシングルマザーになった時、多くの不安に気持ちが振り回されないように心の安定を保ちながら、子供のために加入保険の見直しを冷静に考えることが大切です。
由美「今回は、離婚前の保険の手続きについて話し合いましょう。」
彩子「保険って、死亡保険や学資保険のことですか?」
由美「医療保険もありますよ。」
愛子「シングルマザーになるなら、離婚前に保険の契約状況を確認することが重要ね。」
彩子「離婚前に保険の契約者を見直すべきなんですね!」
由美「保険を受け取るのが奥さんで、保険契約の契約者が旦那さんになっている場合は、契約者を奥さんに変更しておくのが大切なんですよ。」
彩子「旦那さんが払っていた保険を奥さんが自分で払うということですか?」
愛子「そうなの。旦那さんの口座から奥さんの保険料を引き落としている場合、振込口座の名義を変更しないといけないわよ。」
由美「学資保険や医療保険の場合はそうなりますね。」
彩子「死亡保険は?」
愛子「死亡保険の保険金受取人の名義は、結婚時にはお互いにしているかもしれないけれど、離婚したらどちらも子供に変更しておいたほうがいいわよ。」
由美「1人で子供を育てるなら、自分に何かあっても子供がしっかり受け取れるようにしておかないとダメだということですね。」
彩子「離婚後に万一子供を残して自分が亡くなった時は、子供が18歳になるまでは遺族年金というものが給付されるようになっています。」
由美「遺族年金は各自治体から支払われる年金の一種ですね。」
愛子「公的年金は納付期間の条件があって受け取れない場合もあるの。だからパートや自営業で国民年金に加入している人は、未納にならないよう注意が必要よ。」
由美「収入がすごく少ない時は、国民年金の保険料が軽減されたり免除されたりしますからね。」
愛子「ただし遺族年金がもらえるのは18歳になるまでだから、成人するまでに何かまとまった死亡保障を確保しておく必要があるわよ。」
彩子「そこで候補になるのが死亡保険なんですね!」
愛子「そうなの。なるべく安くて必要な保障を確保するなら、保険料が安い掛け捨ての定期保険がおすすめよ。」
由美「保険期間が定められていて、支払い満了時に戻ってくるお金がない保険のことですね。」
愛子「収入に余裕があるなら、一生涯保障をしてくれて貯蓄性のある「終身保険」もあわせて検討してみるといいわよ。」
彩子「そっか~、葬儀代金やお墓のお金で子供に負担をかけないためにも、自分で準備しておくべきですね。」
彩子「医療保険についてはどうでしょう?」
由美「私のようにシングルマザーになったら、思いがけず入院した場合のことも具体的に考えておく必要があると思います。」
愛子「医療保険は、自分が入院した時の治療費だけではなくて休業中の生活費にもなるわね。入院5日以上から保障されるものよりも、1日目から入院給付金が受け取れるほうがいいわよ。」
彩子「1日の給付額はいくらあるといいですか?」
愛子「入院1日につき10,000円程度の保障がある保険に入っておきたいわね。」
由美「病気やケガだけじゃなく、入院することで起こる「収入が減るリスク」もカバーしてくれるのが医療保険なんですね。」
彩子「医療保険には、子宮がんや生活習慣病の特約が付いている保険もありますよね?」
愛子「女性特有の病気を手厚く保障している保険のことね。」
由美「シングルマザー本人が家族を支えてなきゃいけないからこそ、かかる可能性が高い病気は前もって対策を立てなきゃいけないと思うんです。」
愛子「そうね。子供がある程度大きくなっていても、女性特有の病気のための保険は役に立つから必ず検討して欲しいわね。」
離婚後のシングルマザーは子育てと仕事の両立で忙しく、保険についてじっくり検討する余裕がないこともしばしば。
しかし、どれだけ余裕がなくても子どもは育ちますし、教育にはお金がかかります。高校や大学進学の時期になってから学費を用意するのも簡単ではないのです。だからこそ、離婚する前に子どもの教育資金を用意できる学資保険について考えておくのは、子どもの進路を広げてあげるためにも、とても大切なことだと言えます。
満期になるまで一定期間保険料を支払うと、あとで利息を上乗せした保険金を受け取ることができる保険が学資保険です。性質的には、保険というよりも積み立てや定期預金に似ています。
定期預金等と違うのは、多くの学資保険に「保険の契約者になにかあったときは支払いが免除されるものの、保障を受けられる」という条件がついている点。もし自分になにかあったとしても、学資保険に入っておけば子どもの教育資金は確保できるのです。
そんな学資保険には、大きくわけて2種類のタイプがあります。保険に加入したあと教育資金が必要になるタイミングで数年ごとに保険金が支払われるタイプと、大学進学に合わせてまとめて保険金を受け取るタイプです。
どちらのタイプがよいかは、それぞれの人生設計にもよるので、学資保険に入る際には、じっくりと考えるようにしましょう。
※2019年10月時点で各社公式サイトに記載されている顧客満足度の数値を引用
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